【遙か3U】また時空を超えて君に会いに行く【玄武編】
遙かなる時空の中で3 ultimate感想文
相変わらず外出自粛が辛いですね。家にいるってこんなに辛かったのか。
でも不思議なもんで部屋の隅に鎮座する積みゲーと積み本にはまったく手が伸びないんですよ。あれはオブジェなんでしょうね、きっと(遠い目)
今回は玄武2名。
2人揃ってるときの和やか可愛さがたまらない。
屋根の上でなんの話してるんだろう。
天の玄武 平敦盛
えーっと、君が今作のヒロインかな?え、違うの?
史実の時点で美少年属性ついてるから仕方ないね。
しかしその一方で頭の回転が速かったり、ここぞという場面では助けてくれる漢らしい一面もあるので一粒で2度美味しい。
発言すべきところでは臆せず自分の意見を通すという真っ直ぐな姿勢が非常に好感的でした。
平の姓でありながら源氏の軍で戦うことは並の覚悟ではできないことでしょう。
あとヒノエに対しては容赦ないことも言うのが面白い。
浜辺で怨霊と普通に話してる場面が非常にハートフルだった。これでスピンオフつくれそう。
大団円での経正兄上との会話でちょっと泣いた。
【恋愛エンド】
とにかく本宮スチルが可愛すぎるんじゃ~~~
そのままギャルゲーにできるレヴェル。
でもこのスチルは書き直し前の方も好きだったなぁ、ヒロインも入ってたのが良いよね。
書き直し後はとにかく敦盛の可愛さに全振りしてた、制作スタッフに男の娘好きがいたに違いない。
兄・経正と対峙し浄化、その後に市場で平家一門が健在だった頃の話をしてくれるわけですが、
この一連の流れは本当にじわじわっときます。ぶわっと湧くというより気付いたら涙が流れてくる感じ。
シナリオ内では彼の何気ない発言や行動に癒されたり、切なくなったりしました。
敦盛はずっと自分は浄化されるべき存在なんだと考えていました。だから彼を浄化するエンドは、一概にバッドエンドとは言えないんですよね。
彼を浄化することは彼にとっての救いですから、このエンドの彼は、ヒロインの優しさを感じて幸せだったと思います。
浄化後、リズ先生が「これはお前が持っておくべきだろう」と笛を渡してくれるシーンがありますが、いつも感情を表に出さないリズ先生はもちろんここでも取り乱したりはしません。
でも敦盛への思いを抑えているんだということが本当にごくわずかに震えた声から伝わって来てやっぱり石田さんすげえやと別ベクトルの感動も味わいました。
当初はこちらがトゥルーエンドにしようという話もスタッフ間であったとかなかったとか噂で聞きました。信じるか信じないかは(以下略)
でも、それはあんまりに辛すぎますよね。
というわけでトゥルーエンドで彼はヒロインの元へ戻ってきました。
ご都合主義かもしれませんがこんなエンディングだっていいじゃないですか。
この先、どれくらい一緒にいられるかわからない不安があり、トゥルーエンドとはいえ切ない終わりであることに変わりありません。
でも、ラストスチルで再開できた2人の表情を見たら、これでよかったのかなと思います。このスチル大好き。
【十六夜エンド】
趣味「屋根の上に登ること」
しかも先生も一緒。なにこの玄武、なんなの?(あまりの可愛さに半ギレ)
冒頭でも書いた「自分の意見をはっきり言う」エピソードの代表といえば蜜月3の頼朝とのやりとり。
自分は平家の出であることを恥じていない、源氏のためではなく怨霊を救うために戦うのだとはっきり宣言する敦盛。
よく言った、敦盛はヴィジュアルとのギャップが一番あるかもしれない。かっこよかったよ!アァァアツモリィィイ!!!!
ラストがまた切なかった。
BADENDから回収しようと思って敦盛を浄化するを選んだんですがその場合でもエンディング流れるし敦盛のアイコンに十六夜エンド攻略済みの印がつきました。そこが一番切なかったかも。
やっぱり一緒にいたいよ!私の幸せだから!というヒロイン
、やはり強い。居場所がないのなら私が居場所になるよとかいう男前発言。
現代に来て幸せになってね~~~
後日談の髪下ろし立ち絵が美麗。
そしてBGMのタイミング、ルビパスタッフが笑わせに来ていたとしか思えない。
ところで経正兄上ルートはどこでDLできますか?
地の玄武 リズヴァーン
もうひとつ琵琶湖ができるくらい泣いた。
なんなんあれ、30年も神子の為だけに鍛えて時空を乗り越えてきたとか......もう胸が苦しい............しんどい。
システム的な話をしても、主人公以外にも時を遡って運命を変えようとしているキャラクターがいるってのは面白いよね。1人シュタインズゲート。
【恋愛エンド】
こういうシナリオにはめっぽう弱いので最後の方は終始泣きっぱなしでした。
ただ、タイムパラドックスが発生しないのか?とか逆鱗が2つ存在することになってるけどいいのか?などまだまだ謎だらけです。
なんとか理解しようと時系列でまとめてみたりしましたがtocchiの思考回路はショート寸前。
頭の悪い私が悪いのがいけないのです......
個別ルートに入る以前から明らかに何かを知っていてヒロインにアドバイスをしてくれる先生。
このルートに入ると先生が一体なぜあのようなアドバイスができたのか、それが少しずつわかってくるのが初見時にはわくわくしたのを覚えています。パズルのピースが1つずつハマっていく感覚。
友人からの強い勧めで「先生は最後!約束だぞ!」と言われていたので攻略当初はこれでようやく謎が解けるぞ~、くらいの軽い気持ちで挑んでましたね。気付いたらティッシュ箱半分くらいは消費してましたけども。地球には優しくない。
彼のシナリオはこの作品の根底とも言えるのではないでしょうか?
彼はヒロインを救うためだけに己を鍛え、九郎を育てた。彼女に助言を与えて、自分の命を呈してまで助けようとした。
「30年の猶予があったことに感謝した」というセリフに涙が止まりませんでした。30年ですよ、30年。
普通に考えて4歳の子どもが30年の猶予があってよかったなんて言いますか?そしてそれを本当に実行し継続し続けられますか?
その過酷な30年を過ごした後も孤独な戦いをしていた。
幾度となく自分の大切な人が冷たくなっていく場面に会い、その度に試行錯誤してはまた救えない。
よく心が折れなかったと思います。
途中、浜辺で語っていましたね。お前が弓に射られたことも、清盛に狙われたことも、平家軍に囲まれたこともあったと。あのセリフ、すごく重かった。
しかしそこはハイパーメンタルヒロインの望美様、これは上書きできない運命ではないと先生を鼓舞し、勝利を勝ち取ります。
あのラストスチルを見るたびに毎回藤原竜也の如く「よ゛か゛っ゛た゛ね゛ぇ゛ぇ゛え゛え゛え゛」と大号泣してしまいます。だからうかつに見ないようにしてるんだわ。
しかしヒロインはたびたび現代に34歳や27歳、果てはアダルトなバーサーカーまでお持ち帰りしてますが、ご親族からはどう思われているんでしょうか?
白龍に呼ばれる前からあの性格だから周りも妙に納得してるのか、もしくは彼女を育ててきたご両親もまた超絶豪傑な性格なのか.........
我ながら感想薄いなぁ、なんか難しいんだ先生のシナリオを語るのって。感情ばっかり湧いて上手く纏まらなくて。もっと文章がうまく書けるようになったら個別記事も書きたいくらいに好きなシナリオです。
【十六夜エンド】
相変わらず攻略がめんどくさいです先生
先生の蜜月イベント全部好き!と声を大にして言いたい。
絆の関イベントは甘さというよりは「先生からの課題」みたいなものが多かったと思うので、より糖度が高く感じます。
私も先生のマントでぬくぬくしたい。
十六夜ルートは鬼の一族ということに焦点を当てた話。
それでも先生は自分が鬼の一族であることを恥だとは思わない、と言い切っていたことが個人的ハイライト。
敦盛も同じだなぁ、玄武2名は自分の境遇を哀れに思ったりせず自分というものを受け入れてる。意思が強い。
あの有名なBADENDも見ましたよ。ご乱心神子様エンド。
よくあのエンディングを思いつきましたよルビパさん。望美様ならやりかねないもん。
私と一緒にいても幸せになれないという先生をなんとか説き伏せて残留エンド。
慎ましやかだけど静かで穏やかに生きて、幸せになってな。
そして相変わらずラストスチルで藤原竜也化するtocchi
後日談でも号泣。
こういう伝承系の話に弱いのです。
確かに源氏の神子って肩書きはあの世界じゃ相当な力を持つでしょうが、先生との幸せがあるならもうなにもいらないよな。
ここまで読んでくださってありがとうございます