春先モモタリアン

奴隷人生を考えさせる

【遙か3U】また時空を超えて君に会いに行く【白虎編】

遙かなる時空の中で3 ultimate感想文

こんばんは、tocchiです。

外出自粛中、いかがお過ごしでしょうか?

私はひたすら家でマスク作りに勤しんでおります、

友人に献上したところ「安倍より早い」とお褒めの言葉をいただきました。

 

自粛要請のためなのかは知りませんがPSストアで

遙かシリーズがセールになっていました!!しかもなんと驚異の50%OFF!!!!

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さてさて本題へ。今回は白虎の2人。

共にオカン属性強めの苦労人スナイパー。家事はお任せあれ。

書いてて思うんですけど私、八葉の中でも特に白虎が大好きなんですよ。

だからこの記事は他よりも長いかもしれない。主に景時さんの話だけどな。

 

 

天の白虎 有川譲

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春夏秋冬拷問幼馴染譲くん

 

めちゃくちゃ良い子よね、彼。

ご近所のお母様方からむちゃくちゃ人気ありそう。

あの年齢であの落ち着き具合、さすがは鎌倉在住のおぼっち

ゃま。おそらく社会人になると急にモテはじめるタイプでしょう。

学生の段階では彼の魅力には気づきにくいかもしれない。

 

彼のエンディングを見た後に他の人とのエンディングを見ると「今、譲くんどんな顔してるんだろう......?」とふと考えてしまう。

ずっと好きだった人を突然現れた異世界の男にとられるってそれどんな拷問。

 

 

【恋愛エンド】

 

一章で九郎に同行し景時さんと合流するシーンが好きです。

景時「武士と陰陽師の中間みたいな感じ~」

譲「............(なにそれ)」

白虎まとめてセットでウチに欲しい。

 

彼はちょくちょく「どうせ俺なんて永遠に片思いだよ」って空気を出してるし(てか他ルートでは実際そうなんだけども)今作の白虎は頻繁に自虐してくるよね。

譲くんも景時さんとは別ベクトルで自己肯定感低そう。

 

そのためか「あ~恋愛してんな~~」ってイベント(お団子あーんとかね)の時も、もしかしてこれは譲くんを飼い殺ししているだけでは?と終始気になってました。

本来ならニヨニヨポイントなのに。

 

私たちが見ているのは時空を超えて別世界に来てからの話だけど、たぶん現代にいた頃からこんなことはざらだったんでしょう。

で、いつからか「この恋は一生片思いなんだ、この恋が叶うことはないけどせめて近くに見守ろう」って思うようになったのかなぁ。

だからこそ那智の滝で望美様が譲くんを追いかけてきたときの嬉しそうな反応が......おいちゃんの心にしみたよ。

 

星の一族であることもシナリオに組み込まれて、福原後の「自分が死ぬ夢を見る」と言った譲くんの横顔が切ない、でもメンタルおばけ望美様はその圧倒的なポジティブさでなんとかしちゃう。お前は本当に女子高生なのか。

 

譲くんの夢が現実になり、彼が黒龍の逆鱗の力で亡くなった後のシーンは、それぞれのキャラクターの出方がその人の性格や境遇を色濃く表していて興味深かったです。

自身も大切な人を亡くした朔ちゃんは親身に寄り添い、怨霊であることの辛さを知る敦盛くんは譲を弔って欲しいと言います。

実直な九郎はもう少し2人を一緒にいさせてやってほしいと言いますが、弁慶と景時さんは「それはダメだ」と自ら嫌われ役を買って出ます。

そしてリズ先生はやはりアドバイス役。

 

どこに行っても譲くんの姿がフラッシュバックしてしまうのほんま辛い。ずっと一緒だったもんな。

 

他シナリオではメンタルおばけだった望美様もこの時はなかなか前を向くことができません。

確かに望美様はメンタルおばけです、でもそれは共に異世界に来ていつも隣にいてくれた譲くんがいたからこそ発揮されたものだったんだなとここでようやくここで気づきます。

 

大事なものは失ってから気づく、なんてありがちなセリフではありますが本当にその通りなんですよね。特典のUMDとか特典のUMDとかあと特典のUMDとかね

 

少し話は逸れますけど、そう考えたら花梨ちゃん(遙か2の神子)って改めてめちゃくちゃ頑張ってたんだなぁって......

一人で異世界に飛ばされるわ、守ってくれるはずの八葉同士は仲悪いわ、神子として認めてもらえないわの三重苦。花梨ちゃんもメンタル強い。

 

 

逆鱗が直るシーンはちょっと無理やr…………いえ、なんでもないです。

 

逆鱗の力を使い、譲くんが生きている時空へ跳躍。

まぁここは素直に泣きましたよ、はい。

スチルがまたいいんですよね~、ここは彼のシナリオのハイライトです。私も譲くんに『ヨシヨシ大丈夫だよ』されたい。

 

そして2度目の壇ノ浦、黒龍の逆鱗を狙撃する譲くんとそれを援護する将臣、兄弟の激アツポインツでした。

 

2人で現代に帰って来てからのラストスチル、私的にはこの作品の中でも1、2位を争うくらいお気に入りスチルです。

 

しかし、将臣はあちらの世界に残ったままですけど譲くんは両親になんて説明をしたんでしょうかね。

 

 

十六夜エンド】

 

 

本当に譲くんはスチルに恵まれてるよね~

どのスチルもめちゃくちゃキレイだった!

特に寝顔スチルは「あらまぁ〜〜~」と思わず声が出るくらい顔がいい。

 

恋愛シナリオとは違って、残った者と残された者の立場が逆になるのね。

譲くんはよく先輩がいない半年間耐えたよ。

だから私はどうやって戻ってきたの!?とか無粋なことは聞かないさ

 

そして後日談でまさかの那須与一登場。

このためだけに立ち絵を用意して岸尾だいすけさんまで呼んじゃう豪華さ、アルティメットの名は伊達じゃない。

 

 

地の白虎 梶原景時

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結婚してくだされ!!!!!

 

好きすぎてとてもここだけでは書き足りないんだ。だから詳しくはこれを読んでくれ。

「梶原景時」という男 - 春先モモタリアン

 

 

【恋愛エンド】

 

とにかく早くあのブラック源氏から景時さんを解放してあげたくて仕方なかった。救心を差し入れする準備もした。弁慶さんが『責任世代にはこれ』って言ってた。 

 

いつもはへらへらしていて頼りない彼ですが

生田で仲間と散り散りになり、一人奮戦するも追い詰められた望美様が「もうだめか」と思ったその時、華麗に登場し助けて出してくれました。

 

めっっっっちゃキュンとした。

もうあとは九郎たちに任せてさ、このまま婚姻届出しに役所行きません?

 

このとき鵯越えの時とは違い馬に横乗りする望美様。

知盛からは「獣のような女」、忠度さんからは「もののふ」と称され忘れそうになっていましたが、彼女もれっきとした乙女だったことをここで思い出す。ちゃんと女の子扱いしてくれてありがとう。

 

屋島で「景時が戦が決することを先延ばしにしている」と表現するために逆櫓論争を出してくるところはさすがKOEI、史実とシナリオを織り混ぜるのが上手い。

史実を知っている人なら「おっ、これは」と思えますし、知らない人でも違和感が生じないように自然な話の流れを作っています。

 

そして彼のシナリオにおけるハイライト、壇ノ浦での「俺と一緒に逃げてくれ」のシーン。

全国の神子達がセーブ&ロックしたことでしょう。

もちろんこの時魔弾はLv.1で、ここテストに出ます。

 

 

さぁ、みんな大好き(?)景時バッドエンドの時間だよ~

 

・ 一人で逃げて、と突き放す景時さん処刑END

「もう誰も殺さなくて良いんだ....」とこぼす景時さん

もちろん辛いです、でももしかしたらこれも一種の彼が救われる道だったのかもしれません。でもそんな終わり方ではあまりにも辛い

 

・ 一緒に逃げることを選ぶ逃亡END

きっと逃亡する半年間、景時さんはあの表情で「俺のせいでごめんね」と言い、望美様は「私が選んだ道ですから、謝らないで」と微笑み返す、

そんな一連のやりとりを何度も何度も繰り返していたのでしょう。そして望美様はその言葉通り本当に逃げたことを後悔していないのでしょう。しんどい。

最終的に逃げるところを失った2人は心中してしまうのかな、しんどいオブしんどい。

 

・ 魔弾失敗による望美様死亡END

ここでは声優さんの演技が光ります。

桑島さんの「いやぁぁぁあ」も

井上さんの「うっ、うわぁぁぁぁぁあ」も必聴です。

あの後の景時さんはやっぱりメンタル崩壊で後追いしてしまうのか、まさか自暴自棄になって大倉御所へと攻め込むのでしょうか。妄想だけで白飯3杯はイケる。

 

 

いいかげん景時さんが可哀想なのでトゥルーエンドの話をしましょう。

 

これまで見掛け倒しや目眩しを多用し周りからは「武士らしくない」とさんざん言われていた景時さん。正面から名乗りを上げて戦うことが正しい姿だとされる時代ですからね。

 

が、その景時さんは魔弾と幻術で望美様を生かしながらも頼朝様の目を欺き、2つの逆鱗が自分の手の内にあるというハッタリで幸せを掴むことに成功するしたわけです。

これが今まで周囲から否定され続けてきた景時さんの生き様や考え方が見事に功を奏し認められた瞬間だったと思うと目頭が熱くなります。

"自分を信じられない景時さん""景時さんを信じているヒロイン"を信じることでこぎつけたエンディングなんですよね。ヒロインという精神安定剤を一枚噛ませたらなんとかダメンズから脱せたよ。

詮議シーンでの今まで人の顔色を伺い押し黙っていた男の一世一代の大博打、超アツイです。嫁にしてくだされ。

 

ラストは糖度こそ低いですが、ようやく穏やかな幸せを手に入れて2人の仲もまだまだこれから、という感じで終わるので妄想の伸び代があります。

足りない部分は妄想で脳内補完、これオタクの常套手段也。

 

後日談スチルの景時さん、好きだ。結婚しましょう。

でも史実通りにいけば数年後には.....なので現代に連れて行きたかったかな。

でももうここまできたら史実もクソもないか。(思考放棄)

 

 

十六夜エンド】

 

蜜月エンドはヒントが少なすぎる!

ルートの入り方がわからなくて「梶原景時 攻略」と検索したら史実の梶原公の戦歴が出てきてワロタ。まぁそりゃそうだわな。

 

今作は今までの八葉の印象ががらりと変わったと言われていますが、

香合わせをする景時さんの姿は、やっぱり『雅な地の白虎』なんだなぁ、と感じました。和歌もできるし。

本人は「俺って何事も中途半端でさ~」みたいに言ってましたけど

いろいろな物事を程良くこなせるのって実際にはめちゃくちゃ重要なスキルだと思います、やっぱり結婚したい。

 

途中、望美様が「景時さんはおしゃれに気を使っていそう」と言ってました。はーん、つまりヘソ出しはオシャレだったというわけだな?

 

いろいろこだわってそうではあるよね、絶対にいい匂いするもん、結婚したい。

 

三草山では偵察中に騒いで17歳に注意される27歳軍奉行。

 

雪見御所から生田へ、この時九郎に言われて気づいた、さっき羅刹女を速攻で倒して源氏軍を湧かせてた女はこの戦場が初陣だった。初陣ってなんでしたっけ?

 

福原で平家を追い詰めた一行は京へ

お帰りなさいを選んだ時の反応が良い。結婚して毎日おかえりなさいを言いたい。

帰宅した景時さんの様子がおかしい、逆に周囲の人たちは気付かんのか?

追いかけて話しかけると相変わらず自己肯定感が低い景時さん、またハイパーポジティブウーマン望美様が尻をたたきまくって立ち直らせるのかと思いきや

「優しいんじゃなくて好きだから」

もう!?いつの間に好きになった!?

でも景時さんに好きって気持ちがストレートに伝えられる選択肢があって嬉しかったな。

できたら「婚姻届を突きつける」という選択肢があるとよかったのですが残念ながらありませんでした。

 

勝浦の宿では気を遣って2人にしてくれる朔ちゃん、周りの顔色を伺うのはどうやら梶原家の血にあるようですな

 

あの川でのシーンにスチルがないのは惜しすぎる!!そこで乱れ髪景時さんでもよかったじゃないか!

心の中でつぶやくセリフ(明日なんて~)が非常に胸にキます。もうこの頃には覚悟してたんだもんね景時さん。

 

イベント後、宿で白龍&朔ちゃん部屋へ。「蜜月は満ちた」よし、このままGOだな。

朔ちゃんの「がんばってね」というセリフがこの先を知っている者にとってはいろいろ含みがあるように聞こえます。そのお言葉しかと受け取りましたぞ。

 

 

そして一行は壇ノ浦へ........

 

出、出~~ww陰陽師軍奉行裏切景時奴~~~ww

 

草はやしてる場合じゃないです。

井上の有効活用とはまさにこのこと。

淡々と九郎への罪名を読み上げる景時さん、声から一切体温が伝わってこない絶対零度な井上ボイス。

私は遙かシリーズは4までしかやっていないのですが未だに彼が唯一八葉を辞任した人なんでしょうか?

 

一行は逃げられる土地を探しますがすでに景時さんの根回しがされており九州は無理だろうと判断。

普段のヘラヘラ具合とはうってかわって有能軍奉行景時さん。敵にすると怖い男です。

九郎と弁慶さんが昔お世話になった平泉へ向かう。

 

平泉ルートに入ってからはほんっっとうに景時さんには会えなくなります。

本当に蜜月満ちてるのか平泉の宿で確認しにいったら朔ちゃんが「まだ好きでいてくれるなんて申し訳ない」みたいなことを言ってくれます、朔ちゃんだってむっちゃしんどいはずなのに。

 

途中、ようやくヒノエが到着。遁甲が使えなくて不便だから待ってたぞ!ヒノエ!!

 

 

物語は佳境へ。源氏を迎え撃つ平泉勢、泰衡の演説が完全にギレン・ザビだった。

 

そして、ここでまさかの十六夜共通エンドへ。

どうやら「バカ!裏切り者!」と言われたことにご立腹だった様子。

共通エンドでは誰も景時さんの話をしない、完全にいなかった人になってました、なんたること。

でも後悔はない。この選択肢を選ぶと「君は可愛いね(絶対零度井上ボイス)」が聞けるから。

前は「かっこいいな~望美ちゃん♪」だったのにな。

 

で、やりなおし。やり直してよかったのは秀衡様を救えたこと。亡くなった時は本気で落ち込んだよ秀衡様.....

秀衡様と湛快さんの酒の席にはぜひ某も!

 

最終章、彼が裏切ったことは九郎一行を助けるためだったことが判明、そこからの展開は正直「え......?なにこれ.....?」でした。ごめん、イマイチ気持ちが追いついてない。

宝玉が戻った瞬間、みんなが「おかえり」「仲間なんだから」みたいな雰囲気になってなかなかついていけなかった。

いや、そこは突っ込まないでおくべきか。

 

この時の対荼枳尼天戦で朔ちゃんが景時さんをかばうという偶然の産物が発生、「頼りないお兄ちゃんでごめんね」「もうしっかりしてください兄上」みたいな2人のやりとりがとにかくしんどかったです(小並感)

 

エンディングのスチルはどうもレディコミ臭がする現代景時さん、服のせいか。

現代にもすぐに順応できそうな景時さんですが、また中間管理職になるのか、それとも主夫になるのか

どっちでもいいから結婚してくだされ

朔ちゃんも現代に来てくれていたら嬉しいなぁ

 

そして何故か後日談では頼朝マンセー話を聞かされる、私なんのためにここまでがんばってきたの......

まぁつまり頼朝様を恐れていただけではなく彼のカリスマ性に惹かれたというのもあるってことですかね。

でもここのスチルめちゃくちゃ顔がいい

 

景時スキーとしては幾度となく頼朝様に煮湯を飲まされてきたので最後に頼朝様フルボッコステージがなくて残念でした。あの太照天昼子でさえ2でボコボコにできたのだから1発くらい殴らせろや。

 

十六夜シナリオは正直、イマイチだったかなぁ。恋愛エンドが好きすぎた。

どちらのシナリオも胃痛の耐えない景時さん。たぶんシナリオライターさんはドS。

 

ちなみに史実での梶原景時は悪役に描かれがちですが、

一方で事務方としても活躍した珍しい武士であり、幕府からは非常に重宝された人物のようです。信じるか信じないか(以下略)

石田三成も同じく事務方の嫌われ武将だったけど、事務って嫌われがちなんでしょうかね?

中間管理職の皆さん、現場を疎かにするといつか大変なことになるようですよ。

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。長かったね。