【遙か3U】また時空を超えて君に会いに行く【朱雀編】
遙かなる時空の中で3 ultimate感想文
今回の記事はたびたび口説く熊野の男こと朱雀の2人でーす。熊野ってイタリアか何か?
おそらく朱雀2人はキャラ投票上位だろうと思って調べたら堂々の一位が望美様でワロタ。やっぱり君は強すぎる。
そして19位に金。ワンコにチョコレートはアカン。
※※今回、弁慶シナリオを酷評しています※※
弁慶スキーさんはご注意ください。
天の朱雀 藤原湛増(別名)ヒノエ
やーい、お前の本名たーんぞう!
こちらも印象に残らなかった彼その2、ごめんな。
彼とのシナリオには良い意味で不安要素がなさすぎたことがおそらく原因。
熊野頭領があまりに有能すぎて
酸素を吸って口説き文句を吐く海の男。
華奢な見た目のとギャップがすごい。カモメにはなりません。
【恋愛エンド】
八葉の中では拗らせてない、自分の考えがはっきりしている、無謀なことはしない、と三拍子揃った稀有な存在。スパダリという言葉は君のためにある!!
皆さま、左手に見えますは、望美様のカウンセリングがいらない非常に貴重な八葉です。撮影可能ですがフラッシュはお控えください。
どうやら熊野頭領は賢くて強い女が好きなご様子。
このシナリオのヒロイン、私もめちゃくちゃ好きです。
特に下っ端海賊に囚われたところを助けてもらうシーン
「私1人じゃさすがに手にあまったよ」
はい、彼女は決して1人では逃げられないわけではないそうです。再確認しますけどついこの前まで女子高生でした。
基本スパダリよりもちょっと拗らせた情けない系男子(つまり景時さん)を好む私ですが、そんな私でも真珠のピアスをプレゼントされてど直球で「熊野に来いよ」と言われたのはけっこうグラッときた。
八葉たちは拗らせているのがデフォなので忘れていましたがこれ乙女ゲームでしたわ。
そんな良い顔で言われたら熊野行くしかなくなるやん。
彼のシナリオは終盤につれて「なんでだと思う?」みたいな質問が増えますね。口説かれながらもテスト受けてる。
正解すると甘い台詞と⭐︎ のご褒美がもらえちゃいます。
源氏につくと決めた彼ですが、やはり平家にも縁のある人間ですから平家を追い詰めることを辛く感じている場面が何度かあります。
特に惟盛と対峙した際の「生前は虫だって殺せないやつだった」というヒノエの言葉が染みました。
敦盛攻略直後にこのシナリオに入っていたので、敦盛シナリオのラストで経正と惟盛が穏やかに語りかけていたのがリンクして私も辛かった。雅で柔和な人だったんだろうね。
しかしこのシナリオのヒロインはいつもにも増してハイパーメンタルウーマン、そのおかげでヒノエもすぐに立ち直る。
最終章、シナリオがナチュラルに熊野水軍vs平家になっていて笑った。源氏はどこに行ったし。
九郎とか本当に船に乗ってる?ってくらい出てこないよ。
そして最後はまさかの結婚前夜、展開が早いぞ!
さすが熊野頭領、手に入れたものは絶対に逃さないという気迫を感じます。
これからは源氏の神子ではなく熊野の姉御となるわけですねわかります。
ナンパキャラは好まないtocchiですがヒノエだとちょっとなびく。ヒノエが人気なのわかる。
ただのナンパキャラじゃなくて実力も行動力もあるし、直兄の演技のおかげで口説くセリフに寒さを感じないのがいいのかも。
【十六夜エンド】
蜜月3イベント(だったかな?)で「いつか帰っちゃうんだよなぁ」みたいなことを吐露するシーンがお気に入りです。
恋愛エンドもそうだったけれども彼はヒロインのことを尊重してくれるところが好きだ。
もちろん「この世界に残って熊野に来いよ」が彼のスタンスではありますが、ヒロインが「私はこうするんだ」と宣言したらちゃんと引き下がるのよね~
強い女が好き!っていうのも頷けます。
でも最終的には現代と熊野を行き来するバイタリティ、熊野頭領の名は伊達じゃない。
熊野を絶対に離れない強い意志がやっぱりヒノエ。
恋愛エンドと同様欲しいものは全て手の内に収めたエンディングでした。
地の朱雀 武蔵坊弁慶
お前が弁慶!?誰やねん
IN→軍師、薬師、元ヤン、腹黒
OUT→ガチムチ
そして最後にウルフヘアーだったことも判明する。
一般的な弁慶のイメージをかなぐり捨てている。ルビパの大胆な改変にビックリです。
たしかに乙女ゲームでガチムチは厳しいもんな。
でもちゃんと史実エピソードも挟んでました。
そして今作における元凶。
まずは朔ちゃんにごめんなさいしよう、な?
何度も言いますがここからは酷評注意です。
【恋愛エンド】
非常に食えない男と言いますか、
口説かれることはあれどその言葉の裏には別の何かを孕んでいるので信用なりません。
手を伸ばせばふわりと逃げてしまう。
その人の真理に迫ろうとしたとき、リズ先生は全速力で逃げていきますが、彼はふわりとかわして手の届かないところで微笑んでいるような印象を受けました。
届きそうなところにいるのに届かない感はno.1でした。
冒頭で述べたとおり、私このシナリオは正直好きではありません........
①過去のやらかしがマジでやらかしすぎ
京が荒廃したことや朔ちゃんが黒龍を失ったことの元凶であると考えたら若気の至りという言葉では片付けられないのでは?
②エンディングが唐突すぎること。
いきなり好きだから残って、と言われビックリしました。
いつの間に好きになったんや......と思った私は正直に自分の世界に帰るを選びました。
すると「自分が駄々をこね出してしまう前にさっさと帰れ」みたいなことを言われて内心「えー?」でした。
時空を超えてまで助けに来てくれた相手にせめて敬意を表するとかあってほしかった。
③ラストに『もうなんの罪の意識もない』的な発言
確かに"今の自分にできること"を弁慶は済ませたと思います。
しかしですよ、今までの戦や京の荒廃により命を落とした人や今も苦しんでいる人って絶対にいるわけですからそう言い切られてしまうと内心もやっとします。鎮魂を祈るとかしようよ。
私がこのシナリオが苦手な理由は私が朔ちゃん至上主義なこともあると思います。朔ちゃんを悲しませたやつを私は許さない。
フォローするとしたら平家の逃げ残った船を焼いていたシーンかな?
一見すると非情なやつに見えますが、軍は九郎のような実直な人間ばかりでは成立しません。
弁慶のような人間がいるからこそ軍が成り立ちます。
ただそれを実行するのは決して気持ちの良いことではありません、嫌われ役の仕事です。
それを「早く戦争を終わらせるためだ」と言いきり、誰かに「この辛さをわかってくれ」と訴えかけるわけでもなく自分の中で飲み込んでいるところは彼の良い部分だと私は思います。
その辺は自分がやらかしたことへの贖罪と覚悟だったのかな。とはいえ単独行動しすぎだし、もっと周りの人(特に九郎)を頼ってほしい。自分だけで背負い込むなよ~って言ってあげたい。
それから終盤、黒龍に巻き込まれる前に白龍の逆鱗を使って逃げろと言ったシーンも。
これ以上の犠牲は出さないのだという覚悟が伝わってきて男気を感じました。最後まで1人で戦おうとしていたんですね。ただ、我らがヒロイン望美様はそれをよしとするわけございません。
全体的に他キャラ攻略時の弁慶は好きなんですけどね。
特に譲ルートでヒロインへの狙撃を庇って亡くなった譲に対して、早く弔いをしなくてはならないと嫌われ役を買って出たところとかね。
弁慶だって辛かったはずですが、他のメンバーを気遣って自分がやるしかないと思ったのでしょうね。
ただ、私の頭が悪いので話の取りこぼしがあったらすみません。
弁慶ルートの話は頭がごちゃつくんじゃ。難しい単語を並べて会話する弁慶と清盛。おかげでこっちはポカーンだよ、日本語でオゥケィ?
【十六夜エンド】
恋愛エンドはさんざチクチク言いましたがこっちのシナリオはわりかし好き。
なかなか史実とはかけ離れた弁慶設定になってますが、最後の最後に立ち往生をぶっこんできましたね。
あのヒロインが助けに来たシーンは一回「彼女が見える.....これは幻覚……..?」みたいな空気が流れて遙か4の某エンディングを思い出しました。
あっちもこのオチでよかったのでは…………?
あの場面でどうヒロインが来て、どう切り抜けたのかなどなど疑問だらけですが、
現代に来てしれっとフードかぶってる弁慶さんが見られたのが面白かったのでオールOKです。
やっぱりそのスタイルが落ち着くのね。
後日談が結構好き、普段気丈な人が弱ってるのいいよね。
その後日談が立ち往生場面につながるのがエモい(エモいの使い方あってますか?)
相変わらず全部自分だけでなんとかしようとしちゃうので今後も動向に注意しないと心配だよ、弁慶さんは
ここまで読んでくださってありがとうございます。