【実録】私が婚約破棄した話聞く?【その5】
こんにちは、幼稚園の卒園アルバムの「将来なりたいものは?」に「ハム太郎」と書いたtocchiです。
大人になった今、一周回ってハム太郎になりたいです(切実)
~第5章~
この頃はとにかく頭も精神もおかしくなりそうだった。
泣いて泣いて泣いて泣き疲れてようやく眠れる、みたいな状態が何日も続いた。
そしてある日彼父からメールが届いた。
内容を要約すると
「自分たちで賄えない結婚式はすべきでないと思う」
「足りない分は私が出す、なんて言われたら男のプライドを潰され悲しい気持ちになります」
読んだ後はしばらくボーゼン、後に胃がキリキリ痛んでむしゃくしゃして頭を掻きむしった。
どうしてどうして。そんなことを考えていたと思う。
あのお父様なら、「何言ってんだ!一生に一回、彼女の夢叶えてやれよ!」
そう彼に言ってくれると思っていた。
もう終わりだー!みたいなことを叫びながら泣いていた、ような気がする。
何せ記憶がね、無いわけよ。
母と妹は「とにかく実家で落ち着け」と言っていたが
私は「早く彼と話をさせて、彼は何かを誤解してる、私が話せば絶対にわかってくれる」みたいに喚いていた。
後から聞いた話だが、この頃母と妹は「彼に洗脳されてるんじゃ...」と話していたらしい。
まぁ、あらかた正解かもしれませんね.........
しばらくは母または妹が必ず私に着いて半監視化におかれていた。
食べ物を口に入れると彼と食べた記憶が蘇り、涙が止まらなかった。
一番きつかったのはアレだな、鍋のお豆腐。
ついこの事態が起きるほんの数日前に、2人で鍋食べたんだわ。
その時に「豆腐ってそんなに美味しい?」「鍋には絶対にお豆腐が必要だよ~」「そうかー?俺にはよくわからないなー」
みたいな会話したのがぶわぁぁぁと思い出されて、お豆腐が飲み込めなかった。今はモリモリ食べるけどね、お豆腐。
そんなこんなでむちゃくちゃな生活をしていたおかげで
なんと1週間で5kgものダイエットにせいこ.......
じゃねーよ!!!やつれてんだよ!!!!!
どんなことがあっても食事だけは忘れない私が、こんなことはこれからの人生では無いだろう。ていうかもう味わいたくねぇわあんな状況。
この頃体調を崩し入院していた私の祖父は「結婚式に行くために頑張るんだ」と泣きながら、使い方のわからない携帯電話をなんとか操作して電話してきてくれた。
祖母は「私が最初に祝いたかったのにおじいさんに先越された!結婚おめでとう!」と何度も言ってくれた。
申し訳なかった。後日、別の用で祖父祖母に会うこととなったがどんな顔をしたら良いかわからなかった。
本当にごめんなさい。
今回はこの辺で!
ここまで読んでくださってありがとうございます