【実録】私が婚約破棄した話聞く?【その2】
こんにちは、日課は猫のしっぽの付け根を手刀で叩くことtocchiです
前回の記事をまだ読んでいない方はぜひそちらから!
~第2章~
緊張の両家顔合わせ。
和やかな雰囲気で食事会は進み、親同士もすっかり打ち解けたようで安心していました。
そして話は具体的に結婚の話になり「結婚式はどうするの?」という話題に。
まず、どうしても憧れのあった前撮り写真だけは決めておりましたのでそれを伝え、
挙式をちょい高めのA式場(人気観光地)か、かなりリーズナブルなB式場(地元)のどちらにするかで悩んでいると相談しました。
すると彼父は
「結婚式は女性のためにあるものだから、〇〇さん(私)がやりたいようにやったら良いよ。
費用ならコイツが出すし、足りないようなら僕たちも出すから」
と彼の肩を叩きながら笑顔で言ってくださいました。
また、A式場が人気観光地ということもあり両家の親、親族含めて大喜び。
その時の彼の表情は曇っていたように見えましたが、彼父のありがたい言葉を聞いた私は『じゃあお言葉に甘えて皆んなが喜んでくれたA式場にさせてもらおうかな』と胸を躍らせていました。
そして帰宅後にはA式場のHPを見ながらワクワクしていました。
もう本当、この時の自分が可哀想でならない。マスター、彼女にとびきり美味いカクテルを。
食事会から数日後、婚約指輪を買っても良い?と相談すると欲しいなら.....と了承を得て彼の休みに合わせてあの宝石の街へ。
婚約指輪はその場で受け取り、結婚指輪は作成をお願いし後日受け取り。
「高いものを買ってごめんね。私も費用一部出すから」「ありがとう。ありがたく君のお金も使わせてもらうね」
そんな会話をしながら帰ったのを覚えています。
もうその婚約指輪の美しさたるや、何度も眺めてはため息をつき幸せに浸っていました。
あああ、過去の自分が本当に可哀想でならない。
そんな(この時点では)幸福の婚約指輪をつけた私は前撮り業者とA式場に見積もりをお願いし、
そこからさらに自分で必要のないもの(装飾等にはまったくこだわりがなかったので必要最低限)を除き、
概算で前撮り写真が20万円、結婚式が100万円となりました。
そして、ここからです。
ここから、注意です。
特に結婚を控えている幸せな方、もしかしたら読まない方がいいかも。
幸福の婚約指輪があまりにも嬉しくて、寝る時や家事をする時などを除いて婚約指輪をつけていた私。
その指を彼がジーッと見ているので「どうしたの?」と聞くと
「これが俺の一ヶ月分の生活費か......ハァ.........」
えーっと、これ実話です。はい。原文ママ。本当にため息までそのままです。
多少はひっかかりましたが、この頃はまだ幸福な私でしたのでそんなセリフ気にもせず、友人との食事に向かうためメイクやら着替えやらを済ませ「行ってくるね、夕飯は自分で用意してね」と彼に伝えました。
彼はいってらっしゃいを言うことなく
「君は良いよね、その指輪を友達に自慢できるもんね?」
これも原文ママ。本当の話です。
でもまだ幸福な私は友人との待ち合わせに遅れないように足早に家を後にしました。
いやおま、早よ気づけや。
このエピソードは後に周囲の人間から
「私ならその段階で指輪投げつけてる」
「これは婚約破棄されても文句言えないレベル」
「男の俺ですら引くわ」
とまで称されるまでの大事件となった。
お~い、過去の自分よ~早く気づけ~
今回はここまで!だいぶヤバくなってきたNE
ここまで読んでくださってありがとうございます