今こそ読もうtocchi的さっくり読める名作漫画3選
お題「#おうち時間」
金正恩生きとったんかワレ!
どうもこんばんは、tocchiです
以前よりセルフ外出自粛(どうやら世間では引きこもりというらしい)だった私ですらここ最近、まーじーで辛いです。
アクティブな友人はどうやら頭がお詳しくなったようで
毎日毎日意味のわからない画像をLINEで送ってきます。しかも文章なしで写真だけ。
今朝は友人がケツドライヤー猫のような表情でこちらを向きながらヨガのポーズとっている写真が送られてきました。ぶっちゃけ怖い。
そんな外出自粛中の今こそオススメしたい
さっくり読める名作漫画をなんとか3つまで絞って考えてみました。
本当はもっともっともっとあるんだけれどね。
いっつも長~い記事書きまくってるからさ、いつも反省はしてるんだよ?
でも往々にしてオタクってのは語らずにはいられない悲しい生き物なんだよ。
ちなみに過度なネタバレはありませんのでご安心くださいませ。
矢沢あい先生と言えば「NANA」や「ご近所物語」「天使なんかじゃない」等の作品が有名であるが、さっくり読める、と言うくくりをつけるのであるならばこの「下弦の月」に勝る作品はないのではないかと私は思います。(もちろんこれらも名作ですよ?)
全3巻で読める名作、少女漫画ではありますが男性でも楽しんでいただけるはずです。
ちなみに矢沢あい作品の中では珍しくサスペンスやホラー的要素を含むため、異色の漫画であるとも言われています。
~tocchiによるざっくり雑なあらすじ~
今作の主人公の1人、女子高生の望月美月は謎のミュージシャンのアダムと出会い、彼の寂しさに触れる。
アダムは自分の亡くなった恋人と美月を重ねて見ていた。
そのことは美月本人もわかってはいたがアダムを放っておけず家出をし彼と駆け落ちをしようと決意する。
しかし、待ち合わせ場所に向かう途中で交通事故に遭ってしまう。
そしてもう1人の主人公は小学生の白石蛍。
彼女は行方不明になった飼い猫のルルを探している途中で
交通事故に巻き込まれる。
2人の主人公は同時刻に交通事故に遭うことで夢の中のような空間で出会うこととなります。
その後、2人は再会しますが美月は記憶を失っており自分の名前すら覚えていない状態。
記憶を失った美月を蛍は「イヴ」と呼び彼女の記憶を取り戻すため、蛍と蛍の友人たちは調査に乗り出す。
物語の書き出しは大体こんな感じです。文章の下手くそ具合については言及しないでいただきたい。
冒頭ではミステリー・ホラーな要素を含むと書きましたが柱となるテーマは「恋愛」です、少女漫画だからね。
ただ、これが惚れた腫れたといった話ではなく非常に複雑なんです。これ以上書くとネタバレになってしまうので書けないのがなんとももどかしい限りです。
それぞれの過去や立場が物語の中で入り乱れ、それがわかるとだんだん物語の真相に近づいていきます。中には信じたくないような事実も。
特にイヴのことを追ううちにアダムという人物についても正体がわかってくるのですが、その過程がまたいいんです。読んでください。私ごときの文章力ではとてもとても書けないんです!!ネタバレもできないんです!!だから読んでください!!!
もちろんこの作品も例に漏れず矢沢先生の美麗なイラスト、魅力のあるファッションを味わうことができます。
とても3巻とは思えない濃密具合、1巻あたり408円のため3巻買っても1224円、ヤスゥい!!
こりゃもう買うしかないっしょ
2 無頼伝涯(福本伸行)
大好きです福本先生!
実はtocchi、福本先生のファンでして、過去には人生で初めて実在しない人物の墓参りにも行ったりしました。ただ、残念ながら墓石を削ることはできませんでした。
福本作品の中でも涯はふと思い出した時にまた読みたくなる、
なおかつ読み返すのに丁度いい長さです。
まぁ、短いのは打ち切り漫画だからなんですけども…..ね……..
~tocchiによるざっくり雑なあらすじ~
主人公は中学生の涯。
彼は同級生の家族により殺人の濡れ衣を着せられ
「人間学園」と呼ばれる矯正施設に送られてしまう。
そこでは教官による指導という名の拷問が待っていた。
涯は冤罪であることの証拠を集めながら
人間学園で出会った仲間とともに脱走を試みる。
福本作品は大方読んできましたが人に勧めやすい福本作品なら涯だろうと思います。
なぜならギャンブルではないから。福本作品といえばギャンブルのイメージが強い。つまりギャンブルのルールを知らない人からすると敷居が高い。
例えば有名どころの「アカギ」、とてつもなく面白い漫画ではあるのですが麻雀のルールを知っている人でなければなかなか楽しむことは難しいと思います。あとクソ長い。
その点、涯はそういった事前知識を必要としないので非常に敷居が低くさらに話も短いので手が出しやすい。
福本作品初心者にはもってこいの漫画です。
それでいて福本節の効いた台詞回しや丁寧な心理描写はちゃーんと味わえちゃいます。
よく見る(?)「素直になぁれっ!」の元ネタはこの作品です。
こんなお得な作品はありません、買いましょう、そして読みましょう。
バージョンによって違いますが現在の主流はリニューアル版の全5巻のようです。
名作すぎて泣けてくるっ……….!こと間違いなしです。
みんな大好きギャグ日。自粛疲れの今こそ腹筋が破れるくらいに笑いませんか?ということで選んでみました。
さっくり読める、のカテゴリーに入るのかはわかりませんが
基本的には一話読み切り(一部、同じ登場人物が出たりしますが大丈夫)ですのでどこから読んでも、どこで読むのをやめてもOKという意味でさっくり読める、としました。
とりあえず1巻読んでみて「あ、好きかも」と思ったらぜひ安心して全巻読んじゃってください。
基本的にギャグ日は「面白い話」「超面白い話」「超絶面白い話」のどれかですので。
上記の理由からあらすじらしいものはありません。
シュールギャグ漫画というと「ボーボボ」や「ポプテピピック」なんかも代表的ですが
ギャグ日の魅力はこの増田先生のゆる~い絵柄だと私は思います。
ウマヘタ、と言いますか独特な空気感があるんです、この絵柄。
あと何かと血反吐を吐きがち。
そしてこの漫画はちょくちょく歴史上の人物を挟んでくるんですがその発想がまたぶっ飛んでいて面白いんですよ。
歴史の教科書を読んでいて聖徳太子にジャージを着せようと思いましたか?思いませんでしたよね?
でもこの漫画だと着てるんですよ、聖徳太子が、青いジャージを。
ちなみに官位が低い者はノースリーブのジャージを着ています。蚊にめちゃくちゃ刺されるらしい。故にこれを「かゆい十二階」と呼びます。
ギャグ日にはアニメ版もありますがこちらも名作です。
テンポの良いセリフと声優さんの演技がサイコーにマッチしているので
原作読んでる人ガッカリ……どころか
むしろ漫画と同じ内容であってももう一回新鮮な気持ちで爆笑できます。
tocchiはアニメ版のハリスインパクトで笑いすぎて
5分ほど腹痛でのたうちまわりました、これ本当の話です。
そして高校時代、あれは暑い夏の日だった−−−
歴史の授業中にハリスの名が出た時の「グフッ」という堪えきれなかった笑い、
隣の席の中本くん(野球部万年ベンチ温め系男子)の冷ややかな視線は今でも忘れることのできない青春の1ページ………
んなわけあるか~い。
自分で3選にしておいて何ですが
まだまだオススメしたい漫画がたっっくさんあるんです。冒頭でも言った話をするのはもはやこのブログの伝統芸能ですよね、言いわけじゃないよ断じて、だからそんな目で見ないで。
でも書きたいだけ書いたら文字数がいくらあっても足りませんし、
読んでくださる方も「ヒェッ」と逃げたくなってしまうだろうし…….と判断してなんとか3つに絞ってみました。
少しでも気になったなーという作品がありましたら
ぜひぜひ読んでみてくださいね〜
また、外出自粛の最中ですからこれを機に電子書籍デビューもいいんじゃないでしょうか?
私も昔は紙一辺倒だったんですが一度電子書籍を購入してからというもの、あまりの快適さにどうしてもっと早く使わなかったのか後悔した程です。
便利な世の中に感謝感謝。
ここまで読んでくださってありがとうございます。